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美々津中学校で「トイレ掃除に学ぶ会」 日向市の旭建設

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▲写真は授業の模様

 日向市の旭建設株式会社(黒木繁人社長)は6日、日向市立美々津中学校(黒木幸信校長)で出前授業を行った。黒木社長らが同校を訪ね、全校生徒63人に同社が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」の意義や内容を説明し、掃除のポイントなどを指導した。

 トイレ掃除に学ぶ会は、トイレ掃除に積極的に取り組むことで、謙虚さや気付き、感謝の心を身につける「心磨き」を目的として行われているもの。社員一同が賛同し、積極的に参加すると共に、市内の小中学校を中心とした出前授業を開講している。

 出前授業では、美々津中学校の黒木幸信校長が黒木社長らの来校に感謝の意を示し、昨年に続いての授業となることを生徒達に紹介。「1年生は初めての授業。トイレ掃除とはどういうものか、心磨きとはどういうことか学んでほしい」と呼び掛けた。

 黒木社長は「ひとつだけ拾うとひとつだけ綺麗になる」という言葉を紹介し、掃除をすることで「褒められ、綺麗になり、自分も気持ちよくなり、周囲も気持ちよくなる」などと説明。ただ掃除するのではなく、掃除に学ぶことの重要性について言及した。

 生徒達は、各班のリーダーから掃除の手順や道具の使用方法について説明を受け、手に保護クリームを塗って作業に取り掛かった。社員の指導を受けながら、便器や手洗い場、水濾しなどにこびりついた汚れをスポンジやたわし等で磨き上げた。

 参加した生徒は、「はじめは汚いと思っていたが、慣れてくると楽しくなった」「昨年も参加したが、前回よりも楽しく早く掃除ができた」などと笑顔で話した。