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顧客目線の地域密着企業へ 宮崎ガスGが建築とガスを語る集い

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▲写真は挨拶する橋口社長、講演の模様

 宮崎ガス株式会社と宮崎液化ガス株式会社、株式会社宮崎ガスリビング(いずれも橋口光雄代表取締役社長)が主催する第44回「建築とガスを語る集い」が、6日に宮崎市内で開催された。業界関係者が多数訪れ、建築とガス事業に対する知識と理解を深めた。
 
 主催者を代表して挨拶に立った橋口社長は、「ことし4月からガスの小売が全面自由化され、8月までに大都市圏を中心に累計37万件のスイッチ(切り替え)があり、安い料金でガスを提供できるようになった。自由にエネルギーを選択できる時代になった今、お客様目線に立てない会社は淘汰されていくだろう」と持論を展開した。

 橋口社長はこのほか、ことし7月に福岡県で発生した豪雨災害について言及。「自然災害はいつどこで起こるか分からない。地域の為のインフラ整備業として、覚悟をもって準備していきたい」と意気込みを語った。

 来賓として招かれた宮崎県土整備部東憲之介部長(代読=上別府智次長)は、日本のガス消費量が産業・運輸分野で減少する一方、建築分野で著しく上昇しており、このため新たな法律が制定されたことを説明。建築分野での省エネが必要不可欠であることを強調し、「環境に配慮した質の高い建築物の普及に努めて欲しい」と呼びかけた。

 講演会では、宮崎支店特需課の關友亮氏が「時代が求めるガスコージェネレーションシステム」と題してシステムの概要や採用事例の紹介を行ったほか、中小企業診断士上級リスクコンサルタントの平野喜久氏が「南海トラフ巨大地震の脅威と対策」と題して記念講演を行った。