国土交通省がまとめた建設工事受注動態統計調査報告によると、全国の建設会社が8月に受注した工事の総額は前年同月比9.1%減の6兆6435億円と、3カ月ぶりに減少した。民間からの受注は0.2%増の3兆1898億円と横ばいだったものの、公共機関からの受注が7.6%減の1兆3924億円と先月の増加から再び減少に転じた。
業種別の受注総額は、総合工事業が6.2%減の4兆1889億円、職別工事業が43.1%減の7149億円、設備工事業が9.6%増の1兆7398億円だった。
公共機関からの受注のうち、1件500万円以上の受注は0.1%減の1兆3655億円で7カ月ぶりに減少。国の機関からの受注工事額は6.3%減の3958億円、地方の機関からの受注工事額は2.6%増の9698億円だった。
民間の建築・建築設備工事(1件5億円以上)は4.3%増の6386億円で3カ月連続の増加。発注者別では、不動産業が9.3%減の2375億円、製造業が41.3%増の1214億円、サービス業が34.7%減の1050億円だった。
民間の土木・機械装置等工事(1件500万円以上)の受注は13.6%増の5227億円と5カ月連続で増加した。