「G空間EXPO2017」がきょう12日~14日まで日本科学未来館(東京都江東区)で開催される。国土地理院はG空間EXPOの中核的なイベントとして定着した「Geoアクティビティコンテスト」を国土交通省国土政策局とともに主催する。
会期中の3日間にわたって、G空間(地理空間)情報に関する独創的なアイデア、ユニークな製品や画期的な技術を展示する一方、プレゼンテーションを行うなど、民間の測量・地図情報関係者らと一緒になって、地理空間情報高度利用社会の実現を目指す産官学の関係者らが交流、情報交換する環境を提供する。
「地理空間情報活用推進基本法制定10年」をテーマにした展示も行い、この間の取り組みを紹介するとともに、産官学がともに目指す地理空間高度利用社会が実現した姿を描いて見せる。
日本各地に設置されている「電子基準点」の模型や、地理院地図を用いて作成した3D模型も展示。東京都区部の地形が立体視できるデジタル標高地形図や、明治10年代に参謀本部陸軍部測量局(当時)が測量した五千分の一の東京図測量原図も公開する。
12日午後2時からは広報推進協議会(事務局、国土地理院)が、「G空間をしごとにする~若手が語る夢と魅力~」をテーマに、測量・地図分野で働く若手社員によるパネルディスカッションを行い、測量の魅力や、地理空間情報社会での測量技術者の可能性を来場した学生らに発信する。