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工事成績評定アップの手法を学ぶ ひむか商事がセミナー

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▲写真は講師の鎌田史郎氏、セミナーの模様

 株式会社岡﨑組グループ会社の株式会社ひむか商事は6日、宮崎市内で「工事成績の現状・対策と評点アップ手法の実例」と題したセミナーを開催した。県内の建設現場で活躍する技術者が参加し、工事成績評点をアップさせるための手法などを熱心に学んだ。

 改正品確法の下、総合評価方式に於ける工事成績はこれまで以上に重要な要素となった。ただ、好成績獲得に向けて各社が様々な取り組みを推進する中、現場からは「マンネリ化してきた」「何をやればよいか分からない」などの声を耳にすることもある。

 6日に開かれたセミナーでは、工事検査サポートや工事成績アップコンサルティング、リスクアセスメントの導入・運用支援など、様々な工事現場支援を手掛ける鎌田史郎氏が「創意工夫」と「社会貢献」をテーマに、事例を交えながらポイントを解説した。

 鎌田氏は「社会貢献としての現場見学会のススメ」として、地元の子供達を対象とした現場見学会の内容や進め方を紹介。「体験型のイベントを準備して生徒や学校も喜ぶ課外授業として認識してもらう」「分かり易い説明を心掛け子供達に楽しんでもらう」「CATVや一般紙等のメディアを駆使する」ことの重要性を説いた。

 イベント後に、見学会の模様を編集した動画やメディアのニュースを収録したDVDを生徒達に寄贈していることも紹介。子供達が家に持ち帰り、家族と見てもらうことで、中間検査のプレゼンで「広く工事の周知を図ったと説明できる」などと話し、最終的にこれらの取り組みが評点アップや表彰獲得につながることを訴えた。

 セミナーではこのほか、現場に於けるドローンの活用手法や最新動向、フリーソフトを活用した3D現場説明の作成方法、創意工夫としてのi-Constructionの活用手法などについても解説を行った。