▲写真は挨拶する堂地会長、作業の模様。参加メンバー
宮崎市塗装業協会(堂地隆一会長、会員23社)は、9月中旬から宮崎市内の公園施設等を対象とした平成29年度「塗装奉仕活動」を実施している。今年度の活動では、市内7箇所の公園で遊具や施設の塗り替えを行ったほか、宮崎市フェニックス自然動物園で園路や階段等の塗装作業に取り組んだ。
明るく綺麗なまちづくりと生活環境の美化推進に貢献しようと、協会では昭和50年から公園施設等の塗装奉仕活動を実践。毎年10~15公園の遊具等を対象に塗り替えを行い、塗り替えた施設の累計は460箇所にのぼる。これまでの活動が高く評価され、昨年11月には宮崎市の戸敷正市長から感謝状が贈られている。
4日にフェニックス自然動物園で行われた開始式で堂地会長は、協会が建物や施設を永く、そして綺麗に使うための塗装を生業とする専門家集団であり、職能を活かした地域貢献活動を展開することの意義を強調。先代から続く活動を継続して行うと共に、次の世代にも引き継いでいけるよう、会員各社に理解と協力を求めた。
9月中旬から取り組んだ市内公園の遊具等の塗り替え作業は同日までに完了。フェニックス自然動物園では、延べ3日間をかけて、遊園施設周辺の階段や園路、手洗い場の高圧洗浄と塗り替え作業を行った。参加者は慣れた手つきでスムーズに作業を進め、塗り替えを終えた園路や階段等は新品同様に綺麗になった。
宮崎市では現在、市内にある約500公園の維持管理を行っているが、予算上の制約により施設のメンテナンスが十分に行き届いていない状況にある。宮崎市都市整備部公園緑地課の白川一生課長は、長年にわたる協会の献身的な活動に対して「市としてもありがたく、市民の方々にも喜んでいただける」と感謝の意を示した。