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大阪府の工事で採用 ジャイロプレス工法 技研

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 技研製作所(高知県高知市)と新日鐵住金が共同開発した「ジャイロプレス工法」が大阪府都市整備部寝屋川水系改修工営所発注の「一級河川第二寝屋川耐震対策工事(JR環状線上流右岸)」(施工者―大容・木下経常JV)で採用された=写真。

 同工法は、先端ビット付き鋼管杭を回転切削圧入することで、玉石・岩盤などの硬質地盤や地中障害物を切削貫通しながら圧入する。振動・騒音がなく、周辺環境に与える影響が少ない。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されている。同現場では、張コンクリート(厚さ200mm、鉄筋径6mm)および地中障害物を回転切削することで、既設護岸への影響を最小限に抑えたという。

 技研製作所の担当者は「圧入工事のスペシャリストとして高い提案力、技術力、管理力を持つGTOSSメンバーシップ認証企業と協働して普及拡大を図りたい」と語った。