建設ネット企画画像 四角 四角

来年度にも本体工事発注へ えびの市観光交流センター

 えびの市が進める京町地区の都市再生整備計画に関して、中核事業に位置付ける観光交流センターの建設工事を平成29年度に実施する予定でいる。29年度当初予算編成に向けた予算要求の中で、施設整備に要する事業費として約1億2千万円を要求している。

 県道京町小林線の線形見直しに合わせて、市の重要な観光地である京町地区の再整備を行うもの。「憩い・安らぎ・賑わい空間のまちづくり」をコンセプトに、▽安心・安全で歩いて楽しい歩行空間の形成▽新たな観光交流拠点の整備▽地域コミュニティ活動の質的向上と強化―などを図る。

 JR京町温泉駅周辺に於いては、駅舎としての機能を兼ね備え、京町地区の観光情報などを広く発信し、地域住民と観光客が交流できる観光交流センター(S造平家建300m2)を新たに整備する。来訪者が京町温泉の魅力に触れることができるギャラリースペースや地場産品の紹介・情報発信コーナーなどを設ける。

 現在は、施設整備に係る設計業務が玉野総合コンサルタントで進められており、ことし3月末までに業務を完了させる考え。計画が順調に進めば、来年度に本体工事に着手する。駅周辺には多目的広場(約1000m2)や駅前ポケットパークの整備も計画する。