西米良村は、狩猟によって捕獲されたシカやイノシシなど野生鳥獣の食肉(ジビエ)を解体・加工する「ジビエ処理加工施設」を建設する計画を進めている。施設整備に係る設計業務を3月末にも完了させ、来年度にも本体工事を発注する予定でいる。
建設場所は昭和54年に廃校となった旧上米良小学校の敷地。平成21年度まで公営宿泊施設として利用されていた当時の建物を取り壊し、新たにS造平家建延べ約300m2程度のジビエ処理加工施設を建設する。
施設には、ジビエの皮剥ぎや内臓を抜き取る解体室、精肉をミンチにしたり料理用にカットする調理室、精肉の真空パック処理を行う細切り室、加工品を作る加工室、食肉や加工品を管理する保存室のほか、会議室や事務室などを設ける見通し。
現在は、施設整備に係る設計業務が岩切設計で進められており、29年3月31日までに業務を完了させる予定でいる。計画が順調に進めば、来年度にも本体工事を発注し、同年度内の施設完成を目指すこととしている。