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来年度に本体工事を発注予定 西米良村役場庁舎建替計画

 西米良村は、経年による老朽化や耐震強度不足等の課題を抱える役場庁舎を現在地に建て替える計画を進めている。現在は、新庁舎の実施設計業務が進捗中であり、29年1月末にも業務を完了させる考え。計画が順調に進んだ場合、29年度早期に本体工事に着手し、30年3月に完成させる予定でいる。

 建設から48年が経過する現在の役場庁舎(SRC造3階建延べ1404m2)は、経年に伴う施設本体や設備の老朽化が進んでいる。一方で、耐震性能や構造的に大きな課題を抱え、大型地震等の災害発生時に役場としての機能が維持できない可能性があるため、現在地に庁舎を建て替えることを決めた。

 新庁舎はSRC造3階建を想定し、延床面積は現庁舎と同程度かそれよりも多少コンパクトになる見通し。詳細な規模や配置等については、関係者等で組織する新庁舎建設調査特別委員会(上米良玲委員長=村議会議員)からの要望等を踏まえ、設計業務や庁内協議の中で決めていく。

 現在は、庁舎建て替えに係る設計業務が徳岡設計九州事務所(福岡市)で進められており、29年1月31日までに業務を完了させる予定。計画が順調に進めば、来年度早期に既存庁舎の解体工事と新庁舎の本体工事を発注し、30年3月頃の施設完成、同年4月の供用開始を目指すこととしている。