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来年1月にも本体工事着手予定 小林まちなか複合ビル

 小林まちづくり株式会社(柊崎庄二代表取締役)は、小林市細野のスーパー江南跡地を活用し、新たに「(仮称)小林まちなか複合ビル」を建設する。年内にも新施設の設計業務や造成工事を完了させる見通しであり、同社の取締役会で施工業者の選定方法などを協議する。計画が順調に進んだ場合、来年1月に本体工事に着手し、同年12月中の完成を目指す考えでいる。

 小林まちづくり株式会社は、良好な市街地を形成するためのまちづくりを推進することを目的に、平成26年11月に設立。スーパー江南跡地の再活用による賑わいの創出など、官民協働による中心市街地活性化の取り組みに寄与する活動を展開する。

 同社が建設する複合ビルは、中心市街地の活性化に向けて小林市が策定した中心市街地活性化基本計画(計画期間=平成28年度~32年度)の中核施設に位置付けられている。市は、小林駅を中心とする計画区域内(約91㌶)に於いて、前述の複合ビル建設を支援するほか、小林駅周辺の再開発や空き家改修助成などの各種事業を展開する。

 複合ビルの建設場所はスーパー江南跡地(小林市細野1897番地/3264m2)で、建築規模はS造5階建延べ3638m2。1階に生鮮食料品等を販売する商業施設、2階には市民交流や情報発信、市民活動を支える交流スペース、事業所等のオフィスが入居し、3階~5階は賃貸マンション(18戸)として整備する。

 敷地内には、おもいやり駐車場を含む駐車場61台を確保し、賃貸マンション居住者用の駐車場は別途整備する。同社では、これらの施設整備に係る設計・工事等の建設事業費として7億8000万円程度を見込んでいる。

 現在は市内業者が施設整備に係る設計業務を進めており、これから発注する造成工事も含めて12月中に完了させる見通し。年内に開催を予定する同社の取締役会で施工業者の選定方法等を協議する。計画が順調に進んだ場合、来年1月にも本体工事に着手し、同年12月の完成を目指す考えでいる。