国土交通省道路局は9日、道路に関する新たな取り組みの現地実証実験(社会実験)の対象として、九州地方整備局管内から小林市及び綾町が申請していた「周遊観光ルート創造に向けた山間部道路の賢い運用方法」を選定したと発表した。
国交省は、道路に関する先進的または斬新な施策に関して、場所や期間を限定し、その効果・影響等を確認するための現地実証実験に平成11年度から取り組んでいる。29年度も実験実施地域を公募し、全国で9件の実験を採択した
小林市及び綾町が申請した実験では、県道宮崎須木線に於いて、車のすれ違いが困難な未改良区間を時間帯で一方通行にすることで、周遊観光ルートの構築の可能性の検証を行うとともに、適切な情報提供の仕組みづくりや運用上の課題を検討する。