宮崎県は、2025年1月10日に宮崎県防災庁舎で「木造住宅耐震化技術力向上セミナー」を開催する。耐震診断及び耐震改修工事を実施できる事業者を確保するため、門講師を招き、木造住宅の耐震に関する基礎知識や耐震補強計画の考え方などを学ぶ。受講は無料。セミナーは会場での対面形式とWEB配信を併用する。
近年、市町村から住宅所有者に対するダイレクトメールの送付などの取り組みにより、耐震診断件数は増加しているが、診断結果を踏まえた耐震改修工事の割合が減少傾向にある。その要因の一つとして、耐震診断や耐震改修工事を実施できる事業者が少なく、住宅所有者が依頼先を探しきれずに、工事を諦めることが挙げられる。
こうした状況を踏まえ、木造住宅の耐震化事業に興味がある者や今後取り組みたい者、既に耐震化事業に取り組んでいて参考にしたい者などを対象に、木造住宅の耐震に関する基礎知識や耐震補強計画の考え方などを学ぶ研修会を開催する。受講に際して、宮崎県木造住宅耐震診断士登録の有無は問わない。
セミナーでは、県の担当者が木造住宅耐震化事業補助金、補助事業の流れを説明。一般社団法人福岡市耐震推進協議会の田中崇浩氏が、住宅の耐震に関する基礎知識、耐震診断の方法、耐震補強計画の考え方を解説する。また、県内で木造住宅の耐震化事業に取り組んでいる事業者が、耐震診断・改修の注意点や経験談を発表する。
開催時間は13時10分から3時間程度。定員は、会場参加が30人、WEB参加が50人程度(MicrosoftTeams使用予定)。受講希望者は、1月7日までに専用フォームから申し込む(先着順)。同一企業からの会場参加申し込みは2人まで。当該研修会はCPD認定プログラム(3単位)とする。
詳細はホームページ(トップ→社会基盤→住まい・建物→耐震化対策→木造住宅耐震化技術力向上セミナー)で確認できる。問い合わせ先は、県土整備部建築住宅課建築指導担当(電話0985-26-7195、FAX0985-20-5922)。