宮崎市は4月9日、条件付一般競争入札で行う「生目地域複合型施設基本・実施設計業務委託」を公告した。老朽化した生目公民館や近接する公共施設等の機能を集約した複合施設を建設するにあたり、施設整備に係る基本・実施設計業務を委託する。委託期間は2020年1月31日まで。税抜の公表金額は3220万8095円。
平成29年度に策定した「宮崎市公立公民館等整備及び長寿命化計画」に基づき、老朽化した生目公民館の建て替えにあわせて、生目地域センター、生目児童館など周辺の主な公共施設等の機能を集約した複合施設を建設するもの。
複合化の対象予定施設は、▽生目公民館▽生目児童館▽生目地区社会福祉協議会▽生目地域センター▽生目・小松台地域包括支援センター▽高齢者ふれあい室―の6施設。建設場所は生目公民館等が立地する宮崎市大字浮田3000番地とする。
新施設の規模は、鉄筋コンクリート造で地上2階または3階建、延床面積は1900m2程度。児童向け遊戯室や高齢者ふれあい室、図書室、学習室、会議室、多目的ホールのほか、地区社会福祉協議会や地域センター等の事務局、公民館事務室を配置する。
入札に参加できるのは、建築士法第23条に規定する登録を受けた建築士事務所(本店)を宮崎市内に有する2者で構成する特定委託業務共同企業体。いずれの構成員も、開札時点において、宮崎市が発注した建築設計業務委託で完了していない業務委託の合計金額が600万円を超えていないこと。
代表構成員は、宮崎市競争入札参加資格者名簿(市内)の建築設計部門に登載されており、総合(意匠)に登録のある者。このほか、平成21年度以降に国または地方公共団体等が発注したS造、RC造、SRC造で延床面積が1000m2を超える新築工事、増築工事、改築工事の建築設計業務を履行した実績を有すること。
第2構成員に関しては、同じく宮崎市競争入札参加資格者名簿(市内)の建築設計部門に登載されており、総合(意匠)に登録のある者。また、平成21年度以降に国または地方公共団体等が発注したS造、RC造、SRC造の新築工事、増築工事、改築工事の建築設計業務を履行した実績を有することを求める。
設計書等の関係書類は入札情報サービスシステムからダウンロードできる。入札参加申込書は4月18日までに宮崎市総務部契約課へ持参または郵送で提出する。5月7日から5月8日まで電子入札システム等で入札書を受け付け、8日に開札する。落札候補者となった者は、5月13日までに確認資料等を提出する。
事業スケジュールによると、2019年度は施設整備に係る基本・実施設計業務のほか、既存施設の解体設計や地質調査等業務委託を行い、20年度に既存施設の解体工事を行う方針。本体建設工事は20年度~21年度に実施する。21年度に外構工事を行い、22年度の施設供用開始を目指している。