11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内に於いては、県内各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や重機への試乗、測量機器を用いた実習等のふれあい体験のほか、県内建設関連団体による校内の奉仕作業が実施されている。
■土木の楽しさなど肌で学ぶ
小林地区の土木の日イベントは16日、高原町立広原小学校で開催された。参加した同校の5・6年生29人が、出前講座やふれあい体験を通じて土木に対する理解を深めたほか、小林地区造園組合が校内の樹木選定作業に汗を流した。
イベントに先立ち挨拶した小林土木事務所の土屋喜弘所長は、イベントを通じて「土木のことを知って欲しい」と呼び掛けると共に、「将来したい仕事の一つに土木を選んでもらえれば嬉しい」と期待を寄せた。
出前講座では、土木の語源である築土構木の意味や土木事務所の仕事、土木の果たす役割を担当者が説明。道路や公園、鉄道、ダム、港湾など、便利で快適な生活を送れるよう、土木が身近な所で活躍していることを生徒達に説明した。
ふれあい体験では、発泡スチロール製のパーツを組み立てて橋梁を完成させ、渡っても壊れない構造であることを確認した。このほか参加団体の技術者の指導のもと、重機及び高所作業車の試乗体験、測量教室に挑戦し、土木の楽しさや大切さを肌で学んだ。
▽参加団体=小林土木事務所、小林市、えびの市、高原町、小林地区建設業協会、西諸県測量設計業協会、小林地区造園組合。