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北郷支所跡地に道の駅整備 30年度までに基本計画策定

 北郷地区の活性化や地域特有課題の解消、東九州自動車道の開通に伴う交流人口の増加などを目的に、日南市は平成28年末で行政機能が移転する現北郷町総合支所(日南市北郷町郷之原乙1477番地)の跡地を活用し、「(仮称)道の駅北郷」を整備する計画を進めている。

 日南市北郷地区は人口減少や少子高齢化が顕著に見られるなど、中山間地域特有の課題が生じている地域であるが、東九州自動車道の開通により「日南北郷インターチェンジ」が設置されるなど、県内外からの交流人口の増加が見込まれ、経済・観光等の促進を図る絶好の機会を迎えている。

 東九州自動車道開通による集客を図り、北郷地区に於ける活性化策を講じる一方で、日南北郷インターチェンジを北の玄関口とし、多くの来館者を日南市内へ誘導するなど、市内全域にその波及効果が生じる仕組みづくりとして、日南市は「(仮称)道の駅北郷」を重要施策の一つに位置付ける。

 道の駅の整備を進めるにあたり、中山間地域である北郷地区のまちづくりを担う施設として「道の駅を核とした地域活性化策」を構築する。これに向けて現在、中山間地域の活性化・課題解決策について豊富な経験や幅広い知識を有し、戦略ある販売・運営計画の立案等に必要な能力をもつコーディネーターを募集している。

 コーディネーターは、北郷地区の現状にふさわしい基本計画等につながるための監修・支援・企画等を行う。施設整備に係る基本計画については、別途、コンサルタント会社等へ委託することとしており、広く市民の意見を聴きながら30年度までに策定する見通し。最短で平成32年度の施設完成を目指している。