▲写真は見学会の模様
第一建設株式会社(橋邉正之代表取締役社長)は7月2日、同社が施工する宮崎市芳士のため池等整備事業の建設現場で見学会を開催した。隣接する住吉南保育園の園児を招き、ため池の役割などを分かりやすく説明したほか、ため池に生息する生き物の観察、重機への試乗、測量機器を使った体験学習も行った。
見学会は「土木のお仕事~ドローンと自然のいきもの体験会~」と題して、近く完工する「ため池等整備事業(危険ため池) 中地区2工区」(宮崎県中部農林振興局発注)の現場で開催。園児達を前に、現場代理人を務める松浦一輝氏は、ため池の役割や仕組み、貯めた水の使い方などをイラストを使って説明した。
また、絵本形式でこれらをさらに分かりやすく解説するとともに、実際に工事で使用したバックホウやブルドーザー、クレーン、ドローンをクイズ形式で紹介。その後、園児達は3つの班に分かれて、ため池に生息する生き物を観察したり、触ったりしたほか、小型建機への試乗や測量機器を使った体験学習に挑戦した。
園児達は、ため池に生息するヤゴやメダカ、ザリガニに直接触ったり、初めて乗った建機の操作レバーに触れたりするなどして、会場には元気な声が響き渡った。松浦氏は、「ため池の仕組みなどを知ってもらうと同時に、自然環境の保全や建設業の役割に興味を持つきっかけになれば」と期待を込めた。